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1995年に起きた阪神大震災の際に行った子どものメンタルヘルスケア・ボランティアをきっかけとして色彩楽園は誕生しました。震災後子どもたちから受け取った絵や色に表れた心の言葉の多くには子どもの苦しみが震災のみならず日常生活のそこここに存在し、そのために個が奪われ、それぞれが持つ無限の可能性が閉じこめられていることを物語っていたからです。
すべての子どもは、その個性を尊重され、それぞれの状況において夢を実現させることが保証されていなければなりません。しかし、現在の青少年に関する諸問題は、ますます複雑化・深刻化するばかりで、虐待件数も不登校の小中学生の数も増加の一途を辿っています。問題は未成年に限ったものではなく、20代、30代の引きこもり等の問題も別問題として捉えることはできません。教育に関わる人々はもちろん、様々な方面からこれらを解決するための方法を模索していますが、社会情勢も大きく影響し、青少年が夢や意欲を持つことさえも危ぶまれているのが現状です。
色彩楽園は、子どもの個性が活かされ、それぞれが持つ能力を発揮してこそはじめて「健康」と捉えた上で青少年が気軽に、かつ集中して取り組める自己の内面表出の場を提供しています。ここで子どもたちは絵で、色で、言葉で、行動で内面にある感情や欲求をそれぞれのスタイルで外に向かって表現しています。年齢や障害の有無、学校に行っている、いないに関わらず「表現すること」「表現したもの」が全面的に受容されることでメンタルヘルスをよりよい状態に保ち、活動に集中し、個々が持つ様々な能力を発揮しています。心のバランスがとれているときの子どもたちは、互いを尊重し、認め合い、譲り合い、自身のビジョンと主張を力強く表現しながら新しいチャレンジを続けて確実に生きる力を育てています。
また、子どもが健やかに成長するには保護者のケアが不可欠です。子どもたちから発信された心の言葉は保護者と共にシェアし、保護者のさまざまな悩みの相談の場としての役割を担っています。現在はLDやADHD、自閉障害などの子どもたちの開放とチャレンジの場としても認められ、大学や病院などさまざまな機関からの紹介者も増えています。
子どもが必要とする環境を探り続け、それを実現することですべての子どもの健やかな成長をサポートすることが今後ますます必要になってきていることは言うまでもありません。そこで、従来の子どもクラス会員・大人クラス会員に加え、新たに活動を支援していただくサポート会員制度を設けました。活動を維持するために多くの方のお支えを必要としています。どうぞ趣旨ご理解の上ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
色彩楽園 代表 藤井昌子
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